広告業協同組合 理事長 今井 祥雅
広告業協同組合(ACA)は、昭和33年6月に、少壮気鋭の広告業経営者により設立されました。設立の基本精神は、企業一社ではできない多様なビジネスのノウハウを互いに持ち寄り、会員社各社のサポート、社員研修や経営幹部の育成などを通して、事業の成長を実現し、広告業界の発展に寄与していくことを目的としています。
昭和35年6月には、当初の任意団体から、中小企業等協同組合法に基づく事業協同組合として東京都の認可を受け、現在も関東経済産業局の認可団体として活動しています。現在、会員社総数93社、加入会員社の社員数は9927を数えます。また、平成23年4月に、新聞社、テレビ局、ラジオ局など媒体社を対象にスタートした特別会員社数は20社となりました。(令和5年5月1日現在)
平成20年には、大きな節目になる組合創立50周年を迎えましたが、デジタル広告分野を中心に広告業界の経営環境は大きく変動してきています。広告業協同組合(ACA)では、このような広告業界の経営環境の変化に迅速に対応するよう、組合理事を中心に組織された6つの部会とひとつの委員会で、会員各社のビジネスサポートから人材の育成まで、幅広く成長のための実践活動を展開しています。また、当組合にとって重要な関係機関である「東京広告業健康保険組合」への加入紹介、推薦なども行っています。
このような活動を通じて、当組合では会員各社の成長支援と広告業界の発展をめざし、「時代の変化に対応しながら、ともに成長する組合」を新たなスローガンとして掲げ、活動を続けてまいります。
もっとも多いのが従業員数20人以下の会社ですが、500人を超える企業もあります。創業10年にも満たないフレッシュな企業から、半世紀以上前に創業した老舗企業もあります。もちろんどの企業にも独自の強みがあり、独自の企業風土があります。この多様性こそが当組合のもつ大きな可能性に他なりません。